小6英語の重要性!中学でつまずかないために今できること

· 塾長の指導観・雑感

那須塩原市西那須野の高校受験・大学受験塾 本松学習塾塾長のブログ

当塾のブログで何度も言及していますが、中1英語でつまずいていまう子が続出しています。

過去のブログ記事

中1英語 衝撃の平均点

今回の三島中定期テストの中1平均点も50点にとどまっており、半数以上の子がつまずいている状態になっています。

「塾に通わせるべきタイミングはいつですか?」とよく聞かれますが、「小6英語」が理想的なタイミングであるのは確かです。

しかし、「もう中1・中2・中3になってしまった」と不安に思う必要はありません。今からでも十分に英語力を伸ばすことは可能です。

なぜ英語の差が生まれるのか?

現在の小学校の英語教育は、学校や先生によって進度や指導方針が大きく異なります。

小学校の英語教育が徹底されていないため、中1の段階ですでに英語の得意・不得意がはっきりと分かれています。

また、教科書は「小学校で英語を学んでいる前提」で作られているため、英語に慣れていない生徒にとってはスタートが非常に厳しくなります。

 

特に2025年4月から中1が使用予定の光村図書の教科書は小学校教科書との連携を重視したつくりになっているので、なおさら厳しい状況になる可能性があります。

さらに、中学校の授業は「できる子」に合わせて進む傾向があり、授業についていけなくなる生徒も少なくありません。

小6から始めるべき理由

1 中1でつまずかないための準備

  ・すでに英語に慣れていれば、学校の授業がスムーズに進む。

  ・苦手意識を持たずに、積極的に取り組めるようになる。

2 学校の進度に左右されない

  ・先生によって指導方法が異なるため、事前の学習が大きな差を生む。

  ・小6のうちに英語の基礎を固めておくことで、自信がつく。

3 英語は積み上げ型の科目

  ・早めに始めることで、復習する機会が増え、定着しやすくなる。

  ・一度遅れると取り戻すのが難しいが、先に進めば余裕ができる。

 

今からでも挽回できる理由(中1・中2・中3)

 

「小6で始めるのが理想」とは言いましたが、それはあくまでも最良の方法であり、今からでも十分に追いつくことは可能です。

 

たとえば、当塾には中1の段階で英語が苦手だった生徒が、半年間の集中学習で中2の範囲まで追いつき、英語に自信を持てるようになった例があります。

 

また、中2で苦手意識を持っていた生徒が、適切な学習法を取り入れたことで、中3の時点で英検準2級に合格するレベルに達したこともあります。

 

今から始める英語学習のポイント

1基礎文法を最優先する

文法が苦手なままだと、単語を覚えても正しい文章が作れません。

中1・中2なら、まずは「be動詞・一般動詞の区別」「時制」「疑問文の作り方」などを重点的に復習しましょう。

 

特に那須塩原市の英語教育においては、この部分が非常に弱いです。アクティビティ中心、作業中心になってしまい、基本文法の暗記を徹底していません。

 

学校教育で基礎英文法を克服することは困難です。

 

2リスニング力を鍛える

「聞き取れないから英語が苦手」という生徒は多いですが、リスニングは鍛えれば必ず上達します。

毎日10分でも英語を聞く習慣をつけ、簡単なフレーズを音読するだけでも効果的です。最初は発音の勉強を意識づけましょう。

 

「小6から英語を始めるべきだった」と思うかもしれませんが、今からでもお子さまの英語力を伸ばすことは十分可能です。大切なのは、「今、どこでつまずいているのか」を正しく把握し、適切な学習を進めることです。

 

当塾では、生徒の現在の英語力をしっかり分析し、一人ひとりに合った指導をします。もし「どこから手をつけたらいいのかわからない」と感じているなら、ぜひ一度ご相談ください。