高校生になると勉強方法の変化が必要

· 塾長の指導観・雑感

那須塩原市西那須野の高校受験・大学受験塾 本松学習塾塾長のブログ

もうすぐ夏休みになります。夏期講習は早々に満席になりました。

満席のため受講のご要望にお応えできなかった方にはお詫び申し上げます。

高1生にとっては高校になって初めての夏休みです。

高校生になって4か月が経過し、思った通りの結果を出している人、思うように結果が出なかった人、様々いると思います。

中学生から高校生への移行期における学習の取り組み方は変化が必要です。

中学生の間は、塾や学校で「与えられたすべてのこと」をきちんとこなすことが求められます。

特に真面目なお子様ほど、その期待に応えようと一生懸命取り組みます。

宿題やテスト勉強を丁寧にこなし、与えられた課題を確実にこなすことで、学力を着実に伸ばしています。

しかし、高校に進学すると、授業の進度が急速に速まり、学ぶべき内容も多岐にわたります。中学生の時のように「すべてをきっちりこなす」ことが次第に難しくなってきます。

高校生活では、特に真面目なお子様が多くのストレスを感じることが多いです。

これまでの「きちんとこなす」という姿勢が通用しなくなり、新たに「妥協しながらやりくりする」スキルが求められるからです。

高校入試まで、先生に言われたことを忠実に守ることで成果を上げてきた生徒が、今度は自分で優先順位をつけ、判断し、行動することが求められます。

この変化は非常に大きく、多くの生徒が戸惑いを感じるところです。

まず、生徒自身が「すべてを完璧にこなす」ことが難しい現実を理解し、受け入れることが大切です。

その上で、自分自身で優先順位をつけるように意識し、学習計画を立てること。達成可能な目標を設定することを心がけることが効果的です。

夏休みが始まるこの時期は、復習と予習のバランスを考える絶好の機会です。

特に数学のような科目では、前学期の内容をしっかりと復習し、理解を深めることが重要です。一方で、新学期の予習も怠らずに取り組むことで、次の学期をスムーズにスタートさせることができます。