那須塩原市西那須野の高校受験・大学受験塾 本松学習塾塾長のブログ
先日、栃木県教育委員会から令和6年度栃木県立入試の結果について発表がありました。
ここ数年、上記の県教委発表の資料をもとに入試平均点を推測しています。
例年、この記事にたくさんのアクセスをいただいております。
本年も、2024年入試の平均点の推測を行いたいと思います。
以下の点にご注意してご覧ください。
・平均点を栃木県教委は発表していません。
・傾斜配点のある学校の傾斜は考慮に入れていません。
・発表資料は全数調査ではなく、1000名の標本調査です。どのように標本を抽出したか不明であるため正確性に欠ける可能性があります。
・各設問ごとに発表されている正答率をもとに計算しています。
計算は以下にしたがって行いました。(例年と同様)
①各設問の正答率に配点をかけて合計する。
②部分正答率が発表されている設問は部分正答率と完全正答率の平均をとり、配点をかける。
③部分正答率の発表しかない国語の作文は7点で計算する
・実際の採点は各高校の裁量に任されているため、正確性に欠ける可能性があります。
そして、計算の結果はこちらになります。
国語 62.6点
社会 56.7点
数学 44.4点
理科 50.3点
英語 49.6点
計 263.6点
(参考)2023年の結果
国語 66.0点
社会 46.6点
数学 37.4点
理科 51.1点
英語 41.0点
計 242.3点
2022年の結果
国語 64.9点
社会 60.8点
数学 59.8点
理科 63.1点
英語 56.6点
計 305.3点
2021年の結果
国語 66.3点
社会 52.5点
数学 44.7点
理科 49.4点
英語 45.7点
計 258点
2020年の結果
国語 68.7点
社会 58.5点
数学 52.7点
理科 50.1点
英語 52.6点
計 282.6点
2023年に比べ、国語が3.4点ダウン。社会が10.1点アップ。数学が7点アップ。理科が0.8点ダウン。英語が8.6点アップです。
2023年は大幅に難化しましたが、今年は過去数年の平均並みという結果となりました。
相変わらず、単純な一問一答形式の問題が減っており、基礎知識をもとに思考・考察しなければならない問題が増えています。上位を目指すのであれば、早い段階で基礎学力を固め、演習を通じて思考・考察問題を多くトレーニングする必要があります。