2024栃木県立高校入試雑感

· 栃木県立高校入試,塾長の指導観・雑感

那須塩原市西那須野の高校受験・大学受験塾 本松学習塾塾長のブログ

2024年の栃木県立高校の一般入試(学力検査)が本日行われました。

以下雑感です。

国語・・・国語は問題配置が大きく変わりました。また作文の配点が20点から12点に大幅変更となりました。

ただ、大問2の評論、3の小説の難易度は平年並みです。また古文も内容が読み取りやすかったので点が取りやすかったのではないでしょうか。

大問3の「眉根を寄せて」という表現はあまりなじみがないかもしれませんが、他の表現が明らかに違いますし、眉を寄せるということから意味が推測できたと思います。

社会・・・地理は相変わらず資料の読み取り問題が多いです。ただ、例年より素直な読み取りが多かったと思います。知識問題は容易でした。

歴史・公民も基本知識の出題が多く、得点のかせぎどころだったと思います

数学・・・大問1、2は平易で、確実に点を取りたいところです。

大問3の2の(2)は三平方の定理を使うと計算が非常に難しくなります。三角形の面積に注目できれば、簡単に解けるでしょう。

証明は容易でした。

大問5の2は面積の変化が複雑なので、面積が時間がたつにつれ、どのように変化するか正確に把握できたかどうかがポイントです。(3)も簡単な1次関数の問題ではなく、座標を丁寧に計算できたかが勝負の分かれ目でしょう。

大問6は共通テスト数学を彷彿とさせる誘導文が極めて長い問題でした。うまく誘導に乗れれば1番と2番はとれるでしょう。3番は時間が残っていればなんとかなりますが、ここまでで相当時間を取られるはずなので、正答率は例年通り落ちるでしょう。

理科・・・例年通りの傾向かつ例年通り近年出題されていない分野が多く出題されているため出題予想はしやすいです。実験問題が大半でした。ダニエル電池の問題は本当の意味で理解していないと完答は難しく、事前にいかに準備してきたかが大事です。

英語・・・自由英作文が独立しました。ただ問題の配置が変わっただけで、中身・難易度は平年並みです。語数が多いので、時間配分を意識し、完答できたかがポイントでしょう。

総合的には数学が昨年に比べ、難しくなった分、昨年より平均点が下がるのではないかと予想します。

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