模試と基礎力

· 塾長の指導観・雑感

那須塩原市西那須野の高校受験・大学受験塾 本松学習塾塾長のブログ

夏期講習が終わりました。夏期講習は約1か月にわたり通常授業をストップして行います。今年も例年通り多くの演習時間を確保できました。

来週土曜日には夏期講習のまとめとしての名門模試(中学生対象)、またその翌週には中3対象の下野模試が行われます。学校の実力テストを含めると、当塾の中3生は夏休みの最後に3つの試験を受けることになります。

中3は夏期講習のカリキュラムで中1・中2の総おさらいを行いましたが、結果のフィードバックがなければ、本当に実力が付いたのかわかりません。

3つのテストの誤答を徹底的に復習し、さらなる基礎固めを図って欲しいと思います。

そういった意味では、この時期の下野模試では結果にこだわりすぎない方がいいです。

確かに、夏期講習で頑張った成果がすぐに出て欲しいと思うのはわかります。

しかし、模試はあくまで模試にすぎません。本番のテストではないのです。

実力もないのに、「夏期講習でやった問題と同じ問題が出た! 〇点アップした!」

といっても意味はありません。本番の入試では、今まで練習した問題と全く同じ問題が出るとは限りません。

中3にとって、今はとにかく基礎固めの時期です。どんな問題が出題されようが、その場で「正確に問題文を理解し、聞かれていることに対して正しく答える力」をつけるための勉強をする時期ともいえます。

覚えるべきことは覚え直す。理解すべきことは理解し直す。

下野模試対策をやる塾もありますが、いたずらに模試対策をやったとしても単なる付け焼き刃で終わってしまいます。

どんな問題が出ても、それを解くための基礎力をつける。

当塾の中3生が10月以降、圧倒的に伸びる子が多いのも、そういった基礎力を重視しているからなのです。