できないことにこそ価値がある

· 塾長の指導観・雑感

那須塩原市西那須野の高校受験・大学受験塾 本松学習塾塾長のブログ

改善するための行動は、現状に疑問を持つことから始まります。

今のままでいいと思っている場合には、何か変えるための行動にはつながらないものです。

たとえば、常に成績が優秀で満足な結果を得ている生徒が、「どうしてこんなに勉強が理解できるんだろう」と悩むことはありません。

現状の自分の成績に満足できない。その結果、「なぜ今の自分はこんなにできないんだろう」と疑問を持つことができるわけです。

いわば未完成で不完全だから、成長する余地があるのです。完璧と思っているのであるならばそれ以上の成長は見込めません。

であるならば、未完成で不完全な自分を受け入れるということこそ大事ということになります。

できない自分を責める必要はないし、未完成であることを卑下する必要もありません。

もともと勉強ができて、自分の不甲斐なさに何の疑問も持たない天才より、倒れながら、傷つきながら毎日必死で勉強する方がよほど価値が高いのです。