無関心からの脱却

· 塾長の指導観・雑感

那須塩原市西那須野の高校受験・大学受験塾 本松学習塾塾長のブログ

自分の塾を開いてもうすぐ15年目に入りますが、指導していて最近特に顕著なことが世の中の事象に無関心な生徒の増加です。

YoutubeやSNSなどの発達により、自分が興味関心がある分野についての情報があふれているのが現在の世の中です。

自分の興味関心があることに関してはトコトン情報をチェックし、興味関心を深めていく。

ところが、自分の興味関心がないことに関しては、まったく無関心。

そういう生徒が増えています。

世界情勢について自分から興味関心を持つ中高生は少ないはずです。

そういった生徒がニュースなどを見ないのであれば、パレスチナ紛争について全く知らない。

なぜ台湾が中国の侵攻の対象になりうるのか、ということもわからない。

こういった状況で世界地理や現代史を学校で習っても、ただ単に暗記事項を覚えるだけになってしまいがちです。

その出来事の背景、歴史的意義を理解することがないので思考が深まらない状態になってしまっています。

学力が伸びない原因の一つが無関心です。

 

無関心→無感動→無気力とつながってしまうのです。

まずは、心のアンテナをはることです。

本来勉強は、わからないことがわかったり、できなかったことができるようになったりする楽しさがあるものです。

一つ一つの積み重ねが自分の成長を生みます。そして自分が成長することも本来は楽しいもののはずです。

私が授業中によく冗談を言うのは、笑うと心が動きやすくなるからです。

笑う→心が上向く→様々なことにアンテナが張れるようになる。

そうすることで表面的な楽しさから、深い部分への楽しさへとつなげていこうと思っています。