転ばないように

· 塾長の指導観・雑感

那須塩原市西那須野の高校受験・大学受験塾 本松学習塾塾長のブログ

自分の子どもというのは保護者から見ると、いつまで経っても、手助けをする対象で、心配がつきません。

あまり考えていないのではないか。

行動に一貫性かないな。

きちんと生きていけるのかな。

そんなことを思ってしまうかもしれません。

だからと言って、何でも手助けをしてしまうことは、子どもの成長する機会を奪ってしまいます。

保護者の気持ちとしは、自分の子どもには挫折がなく、順風満帆な人生を送り、健やかに育って欲しいと思うわけです。

しかし、最初から思ったような人生を送る子の方が少ないと思います。

これを読んでいる保護者の方もそうなのではないでしょうか。

困難への直面・挫折。

多かれ少なかれ経験してきたと思います。

であるならば、挫折することを前提として、自分の子どもに接していく必要があるのではないかと思います。

転ばないように、お膳立てした道を歩かせるのではなく、挫折した時に、自分の子がそれをしっかり乗り越えるための考え方や精神をつけさせるべきです。

高校卒業後、栃木から離れる場合は、本当にすぐに巣立つ時がきます。

遅くとも大学や大学院卒業後は、社会人となり、自分の力で生きていかなければなりません。

であるならば、塾における指導も、そうあるべきだと考えます。

すべてをお膳立てしないということです。

当塾に転塾する生徒で、前の塾で手厚く指導された生徒ほど、高校進学後伸び悩みます。

言わないとやらない。定期テストの対策は予想プリントがないと進められない。

勉強計画も塾に任せきり。

それでは、自分の足で立っているとはいえません。

 

当塾も来月で14回目の新年度を迎えますが、強固な自学力が育つよう指導して参りたいと思います。