那須塩原市西那須野の高校受験・大学受験塾 本松学習塾塾長のブログ
先日、栃木県教育委員会から令和4年度栃木県立入試の結果について発表がありました。
2020年、2021年も、県教委発表の資料をもとに入試平均点を推測してみました。
2年連続この記事にたくさんのアクセスをいただきました。
そこで、2022年入試の平均点の推測を行いたいと思います。
以下の点にご注意してご覧ください。
・平均点を県教委は発表していません。
・傾斜配点のある学校の傾斜は考慮に入れていません。
・発表資料は全数調査ではなく、1000名の標本調査です。どのように標本を抽出したか不明であるため正確性に欠ける可能性があります。
・各設問ごとに発表されている正答率をもとに計算しています。
計算は以下にしたがって行いました。(例年と同様)
①各設問の正答率に配点をかけて合計する。
②部分正答率が発表されている設問は部分正答率と完全正答率の平均をとり、配点をかける。
③部分正答率の発表しかない、国語の作文は12点で計算する
・実際の採点は各高校の裁量に任されているため、正確性に欠ける可能性があります。
そして、計算の結果はこちらになります。
国語 64.9点
社会 60.8点
数学 59.8点
理科 63.1点
英語 56.6点
計 305.3点!
(参考)2021年の結果
国語 66.3点
社会 52.5点
数学 44.7点
理科 49.4点
英語 45.7点
計 258点
(参考)2020年の結果
国語 68.7点
社会 58.5点
数学 52.7点
理科 50.1点
英語 52.6点
合計 282.6点
2021年に比べ、国語が1.4点ダウン。社会が8.3点アップ。数学が15.1点アップ。理科が10.4点アップ。英語が10.9点アップです。
本年の入試は、ここ3年の中で最も高い平均点となりました。
特に数学は出題形式に大きな変更がありましたが、基本的な問題が多かったため、昨年度より大幅に平均点が上がっています。
英語はリスニングの正答率が低かったものの、それ以外の問題の正答率が上がっています。
英作文は苦戦していますが、それ以外取りやすかったこともあり、大幅な平均点アップとなりました。
理科・社会の試験時間が45分から50分に変更されましたが、大きな影響はなく、それぞれ平均点アップとなりました。
このような高得点勝負の年にはいかに基本問題を落とさないかが大事です。
正答率50%以上の問題を確実に取る。その上で正答率20%~50%の問題で人と差を付けていく。
上位高を目指すには、いかに基本問題を早く固めるかが大事です。