2021 栃木県の私立入試対策

· 栃木県立高校入試,塾長の指導観・雑感

那須塩原市西那須野の高校受験塾・大学受験塾 本松学習塾塾長のブログ

栃木県北の中学校では、今週・来週と中間テストが行われます。

当塾の中3生も、受験勉強の量は少しセーブし、中間テストに向け最終調整をしているところです。

6月から始めた受験基礎のおさらいも一通り終わりました。中間テストが終われば、次は1か月半先の私立入試に向けて対策をしていくことになります。

栃木県北の生徒が受ける私立高校は、通学範囲内にある高校が多くはないため、事実上、作新・宇短附・文星・文女・宇都宮海星・矢板中央に限られます。

最近は、私立を第一志望にする生徒も増えていますが、今年の当塾の中3生は全員県立高校を第一志望にしています。私立は併願校ということになります。

私立を第一志望ではなく、併願と考えていても、過去問を使って十分対策をすることが必要です。

希望するレベルで合格できれば県立入試に向けて、安心して準備できることなりますし、納得いかないレベルでしか合格できなければ、私立の第2回入試に再チャレンジすることになり、その準備をせざるをえず、時間のロスになるからです。

当塾では全員受験校の過去問を解くことが課題となっていますが、聞くところによると全く過去問を解かずに受験する子もいるとのことです。

文星・文女(問題は同じ)と矢板中央は栃木県立入試と同形式の問題のため、実力テストや下野模試で解き慣れているとは思います。

しかし、作新(特に英進)と宇短附は県立の問題より難易度が高く、過去問を使って十分に練習しておく必要があります。

また栃木県立入試では、他県ではよく出題されている2次関数と図形の融合問題の難問がほとんど出題されていませんが、作新と宇短附は普通に出題してきます。対策は必須です。

過去問の入手先ですが、高校のホームページに載っている高校もあります。また下野新聞社の例の分厚い本(笑)でも構いませんが、答えだけ載っていて解説が載っていないのが難点です。

声の教育社などが発行している解説がきちんと載っている過去問を利用することがお勧めです。

宇短附は過去問のリスニング音声をホームページに載せてくれていますので、受験する人はそれを使い、対策をしておくとよいでしょう。

たまに第2回入試の過去問を解く生徒もいますが、第1回と第2回ではテスト範囲が異なりますので留意して解きましょう。

さらに今年はコロナ休校のせいで、私立高校も例年より入試出題範囲が狭まっていますので確認しておくようにしてください。