理科は昨年から、付け焼き刃の知識では本当に太刀打ちできなくなりました。
基本知識を早々にインプットし、より多くの問題演習をできるかが高得点の鍵になります。
大問1 すべて基本問題です。落としてはいけません。
大問2 平成26年の過去問で類題が出ています。金星と地球の位置を把握できるかがポイントです。3番は平成26年の過去問と同じです。
よく、過去に出された問題と同じ問題は出ないという理由で他の都道府県の問題をやらせる指導者がいますが、過去問こそ点数を上げるための最大の教材です。
大学受験の時は通常赤本を散々やります。高校受験でもいっしょです。
当塾は平成26年の過去問の提出が試験の二週間前だったため、解けた生徒が多かったと思います。
大問3
whという単位をテストではあまり見かけないのではないでしょうか。
ですがkwhは教科書にもでてくるので対応可能でしょう。
難問はありませんでした。
大問4
シダ植物・コケ植物は当塾の出題予想通りの出題でした。シダ植物とコケ植物の違いを書かせる問題は正確に書けない受験生が多いと思います。
大問5
これは難問です。
1番は中和されていない塩酸の量と気体の体積の関係を正確に理解していないと解けません。
3番は誤差があるグラフという珍しい出題でした。点をうったところを通るグラフを書こうと思い、折れ線グラフにしてはいけません。
4番は難しいです。反応していない金属の量を求める問題はよくありがちですが、それを(1)のDを参照して気体の量まで求めさせる問題ので、かなりひねってあります。
大問6
1番、2番は典型。3番は目新しいです。「体循環」による量なので80mlで計算することが必要です。160mlで計算するとアウトです。
大問7
密度の正確な理解を求められる良問です。
大問8
1~3は典型問題。4は最近はやりの会話を使った問題です。聞かれ方が独特なのでとまどうかもしれません。
湿度は苦手にする生徒が多いです。正答するためには正確な理解が必要でした。
大問9
1番、2番、3番の重力を書かせる問題は書けたと思います。
水の中の滑車というのも目新しいです。物体にはたらいている力を正確に理解すれば解けます。
4番も最後に時間がないなかで完答するのは大変です。
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